天気
晴
- 雲が泳ぐ青
- 上機嫌な太陽が覗く
- ピクニック日和
- 何も問題ないみたいな顔をした嘘つきな空
- ご機嫌ななめの神様
- 扇風機で雲を蹴散らせば心ごと晴れるでしょうか
- 日陰をつくる雲の集団
- このくらいが丁度いい
- 傘は持たずに
- 37℃を奪う水
- 涙と雨を混ぜ合わせてできたもの
- 冷えた音に囲まれた夜
- 恵みの雨に殺された
- 空の雫に混じる涙を探して
- ぬくもりを持った雨雫
- そこに優しさなんてない
- 雨音が全て吸い込んだ
- 流れ流れていなくなれ
- 歓喜する森
- 音のない銀の世界にて貴方を待つ
- 触れては温度を塗り替える
- スコップ片手に長靴を履いたデストロイヤー
- 草木眠る冷えた森の奥
- 歪な雪だるまは手招きする
- シロップは何味がお好き?
- 何もかも吸収されたような静けさ
- まつ毛を彩る雪の結晶
- 冷えきった惑星の下層にて
- 眠りにつく森
- 神秘さに圧倒される朝
- 冷たい空気を暖める
- 猫も人も丸くなる
- このぬくもりが君だと信じて
- いないいない
- 霞む世界に一人と一人
- 例えば君が見えたとして
- 背後に隠れた見えない風が
- なにもかも隠して嗤う
- 見えなければそれでいいじゃない
- 白の世界の中で見えない振りをしていた
- 見させないさ、なにも
- 君の声で導いて
- 幻に触れる
曇り
雨
雪
霧