500
- 凡人を騙すのがお上手ね
- 食い散らかされた赤いチーズ
- 頭蓋骨が僕を視てる
- 追うに追えない影
- 皆に心臓を握られている
- 赦されないことを願う
- 突き出たゾンビの手が掴んだものは?
- 左胸に隠しているのは何だ
- 罪状は自覚ナシ
- 夢に追って夢に追われる
- 紅い夜は明けない
- さながら悪夢
- バカね(バカだよ)
- 儚いものを求めてた
- またすぐに、きっといつか
- そもそも存在すらなかったお話
- 雲の上に手を突き出した
- まるでビー玉のような飴だね
- 食べやすいように噛み砕いた憂鬱
- 全て取り上げられたから
- 暴食が過ぎて君まで
- 電波の繭で暮らす
- 何も聞こえない真空の国
- 君の手を取って最悪へと導こう
- 馬鹿な私を踊らせて見せて
- ほら、ほら、ほら、
- そんな魔法も解けないようじゃ
- レンジにいれて、五分間
- 苦い蜂蜜をどうぞ
- また私に夢をみさせてよねぇ
- 生を預かり死に変える
- この愛は凍結されました
- 別物に作り変えた(君に見つからないよう)
- ささやかな贈り物(死んでからのお楽しみ)
- 音もなく忍び寄る(この正体がわかる?
- 理解できない僕の代わりに君がいる
- 数字を眺めて一喜一憂
- 消した鉛筆の跡をなぞる
- 君のことを全て把握するよ
- 消えてなくなれば満足するの?
- 吐いた言葉は捻じ曲がって歪んで伝わる
- 世界中の時計を壊せば時は止まる?
- 眼鏡越しの君は泣いてた(はっきりわかる)
- 溶けた角砂糖が脳を溶かす
- ただいまが反響するだけの空気
- 陽が沈む前に早く
- 儚くて小さくてか弱いモノを包むシザーハンド
- 伝えたかった言葉を海に沈める
- 沈む月を背にしてダイヴ
- お前は誰だよ
- 壊れてしまった、交換しよう
- わからないくせに
- 演じる純情(君は中身を暴けるかな?)
- 息をさせて
- 勘違いも甚だしい(これはアイなんかじゃなくて)
- してない。やってない。僕じゃない。
- この愛の質量を求めよ
- 踊り疲れた君に
- 甘いだけじゃない砂糖
- 願わくばずっと寄り添っていたかった(ごめんね)
- 脳みその隙間に何を詰めようか
- そんなに哀しい言葉を吐かないで
- 僕にはあと三人換えがいる
- 限界を越えて崩れてく音もなく
- 洗濯物カゴに溜まった劣情
- 僕が欲しいのはそんなチンケな言葉じゃなくて
- 偽りの塊のような僕からは嘘しか出ないよ
- 見つけた四つ葉千切って三つ葉
- ささやかな愛が欲しかっただけ(わがままな私にどうか罰を)
- 光を拒絶する深海のような心よ
- 君の餌箱はこれだよ
- 名を持たないから呼び方を知らない
- コウノトリを撃ち落とした
- 突き落とす時期を虎視眈眈と狙ってる
- 変わったようで変わってない
- 今と昔で間違い探し
- またすぐ会える(聞いた道化師は笑う)
- 化かされたと思ったら化かしていた
- 道化師が吐いたただ一つの真実
- 話し合う道化師たち(皆がみな嘘だと知って)
- ひたすら静寂。
- 痛いから突いて引っ掻いて抉った(止めて止めて)
- そうして口をつぐむ
- カーテンが静かに揺らされる夕刻
- そこに生き物の気配はなく
- 捨てても逃れられない
- 薄れゆく形を止める術
- この口から出た時点で複数の意味をはらむ(正解はどれ?)
- にゃあと一言(願いが叶う)
- 変わらない色が欲しいの
- 伝わらなくてもいいよ
- 角砂糖のフリした塩
- こんな明日は願ってない
- 天井でうごめく悪夢
- 枕に詰まってるのは夢と希望だけじゃない
- 静寂を許さない機械たち
- 糸と針で失った形を取り戻して
- 例えるならパズルのピース全部を変形させていく行為だ
- いずれ来るべき日のため爪を研ぐ
- 叶わない空模様