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- 口を開けば×ばかり
- かしわでひとつ
- 黒を照らす昆虫
- 生意気だ
- あれは誰の居場所
- 真相は君が食べた
- やわい羽毛に淡い光
- 黒色の騒音すら聞こえなくなった
- 開けるドアがないんだ
- 切って貼って割って破いてポイ
- 引っぺがした劣情
- 電光が太陽を喰った日
- 甘い甘いレモン
- うわつく赤い靴
- 外れたレールの先
- どっちみち凶
- 白線をなぞれ
- 茶番劇だと知っていて
- 君に奇矯と言われた私は至って普通
- 例えば世界の全てを描けないように
- ぴーぴーうるさいあいつによろしく
- 君の心は手動ドア
- 自動ドアのようにはいかない
- 飲み物と食べ物と君と
- 月と太陽が競合したためやがて消えた世界
- さん、にぃ、いち、
- もう二度と会えない
- 冷たい手を取りエスコート
- 知らないふりをしてやるよ
- こんなにも重苦しい心臓
- どれだけ千切れば君の羽は消えるの?
- もう抜け出せないなんて自己暗示
- 永遠に貴方のものだと嘯く花
- 心臓ハンティング
- 誰かを犠牲にして持続する関係
- 歯止めのない沼
- 落ちたら最後、忠告も最後
- 愛の切断面
- 哀が詰まった排水溝
- そしていずれ破裂して
- 空に手を伸ばして、そのまま引き込まれて、さよなら
- ダメな奴だと言外に言ったね?
- 言外に含まれた真相
- 枯れた花は蘇生できない
- 無理に押し込んで歪んでしまった(もう元には戻らないさ)
- ああどうか願わくば
- 干からびた心臓に水を注ぐ
- 管を繋いで死に損ない
- 生かされてると知ったのは何時だったか
- あちらこちらへ逃げ出したのは人の子
- いつから世界は濁った?
- 猫被り兎とハリボテ狼
- 互いを鎖で巻き付けていた
- 嘘偽り虚言妄想
- 望まれなかった言葉達
- ならば失陥させよ
- 手持ち無沙汰の喜怒哀楽
- 嘘つきの"愛してる"
- それが僕の生き方
- 君が忽然と姿を消した日が僕の命日
- 嫉妬じゃなくて執着だよ
- もがき喘いで溺れ死んだ魚
- 今の幸福は後の哀しみなのだと(皆いずれ死ぬだろう)
- 純情に黒を塗った言葉
- 両の手に張り付いたレッテル
- 湾曲した恋心はやがて
- みんな知ってる秘密
- 猫の目から涙雫
- 角を曲がれば違う国
- 剥がれない値札
- 八方行き止まり
- 知らぬうちに擬似心中
- 愛を哀でコーティング
- 僕の知らない
- とけてきた
- 肌を撫でるどろりとした温度
- 愛に焦がれて真っ黒
- 不埒な心臓を潰してくれ
- どうかどうか
- カラスが啄ばむ夢の欠片
- 温めすぎて破裂しました
- 腐り落ちてなくなる
- 叩いて三拍子
- 嘘つきに口と声を与えた
- 夢の人よ
- 陰鬱な言葉に酔う被害妄想
- 鍵のない牢獄にて
- 幸せの不協和音
- もういらないから、苦しいから、
- 終身刑の愛
- ドアの前でピタリ、足音
- 苦し紛れについた嘘がやがて花を咲かせ
- 紋切り型の愛情表現
- 気付いたら溜まる埃のように汚い恋慕
- エラーで全部消滅
- そうやっていつまでも濁らせてろよ
- 二人ぼっちの世界はあまりに広すぎた
- 僕の君を返して
- 愛してた君を切り取っていつまでも一緒に
- そこにあるのは虚しさ