1300
- 依存し合うふたつの惑星
- 月を味見する太陽
- コップにたまった雨水と憂鬱
- 彼岸花にすまうハチ
- 黙示録が牙を向く
- 金魚を胃袋で飼い殺す少年
- 砂糖水に溶けたビー玉
- 見上げた空の風船
- 味噌汁と白米とマリモ
- 月が覗く海の底
- 波が真珠を洗う
- 消費される永遠
- 空は物をいわず
- モスグリーンの金平糖
- 虹の橋は海の底
- 海中の雲
- 叩けば増える
- きえてなくなる3歩前
- 電車の静寂
- 星くずをくすねた蟻
- 涙をついばむ小鳥
- ぼくらのたいよう
- 花が息を止める頃
- 飾られないリボン
- 赤い蜘蛛の糸
- 僕らの手錠
- ナイフとフォークと満月と
- ビルの隙間の王国
- 溶けた月の流星群
- 森を食す巨人
- 信号機のまばたき
- 錆びた花瓶と金魚
- 太陽と月の悪だくみ
- 気の狂った砂時計
- ごみ箱に閉じ込められた春の風
- 白き鳥の足跡
- 待ちわびる線路の上
- 懐で飼い殺す一番星
- 笑顔を忘れたピエロ
- 点在する悪夢の残骸
- ゆめみるありくい
- 墓石の上の満月
- 砂地獄の先に
- 椅子の上のひだまり
- 怪物の背中
- 僕の世界は六畳一間
- 斜め35度の憂鬱
- 心臓の代わりのダイヤ
- 影を踏めないハイヒール
- 僕らの望んだ地獄
- 1と2の境界線
- 飲み込む海のひとかけら
- 満月の夜の猫の小屋
- 少年は鳥になれない
- 両手で包んでさようなら
- ハートのカタチがキバを向く
- なり損ないの白鳥
- 6本のクジラの弦
- 大蛇が月を呑む夜
- 戸惑うメトロノーム
- 消えた秒針
- 溺れたアリを救えない
- 虹の軌跡に残る色
- 星の降った後に
- 陽の消えた惑星
- 魔法の言葉は助けない
- 空の風鈴
- 叫んだ音は水の中
- 溶岩を飲み干す
- 枯れるばかりの花
- 耳元で泣く蝶々
- 星のまばたきで夜が明ける
- 飛べない翼をもぐ
- 仮面の表のウソホント
- 写真の沈黙
- 筆箱の中に隠した気持ち
- 海底のピアノが奏でる旋律
- 失いたかった風景色
- 黒のない色鉛筆
- 僕を責めるキャンバス
- カミサマにはなりきれず
- カラの鞄と僕
- チーズケーキがいざなう夢
- コーヒーに映る明日
- 死を運ぶ白鳥
- シャッターは待ってくれない
- 無邪気とカブトムシ
- 人形の涙はガラス細工
- 長方形の窓の世界
- 見ていたのは鏡
- 目を閉じてもふせげない色
- 世界を消す絵筆
- 夜に手を繋ぐ
- 本の中の帝国
- くすくすと笑う秒針
- 片道切符の蜘蛛の糸
- 涙を流した九官鳥
- 残り物の愛情
- 101の仮説と君と
- 砂糖になれないお星様